建物の塗り替えはある程度の知識と経験が必要です!
“先般私は、自己保有物件であるビルの塗り替えをすることにしました。というのも、経年劣化によりあまりにもボロボロになっていただけでなく、空き室となっている部屋を埋めるためにはある程度のリフォームが必要であると感じたからです。とはいえ、建物の塗り替えはひと筋縄ではいかず、何かと立ちはだかる問題に苦戦させられたことは言うまでもありません。たとえば、色味をどうするかといった問題だけで悩まされたり、テナントとして入ってくれている店子さんに対して、工事をするのでしばらくビルが目立たくなるといったことをつたえても、いい顔をしてもらうことはなかったからです。
もちろん、キレイに改装されたビルを快く思ってくれるであろうことは予想できましたが、家賃以外の管理費が今まで以上にかかってしまうのではないかとの心配を持った店子さんに相談されてしまったことも事実です。
もちろん、そんなこともなく、今までどおりの家賃で契約していくことを約束させてもらいましたが、やはりそれなりに問題がないわけではありませんでした。
たとえば、建物の塗り替えをしたがために、今までお世話になっていたクライアントや取引業者から分かりにくくなったという声が跡を絶たない事態に見舞われることがあったことが挙げられます。
そちらに関しては、オーナーとして致し方ないことであり、あまり関与することでもありませんでしたが、いざ自分が借り主であったときにはやっぱり迷惑させられたのかもしれないと思わざるを得ませんでした。”