色が決まらない
実家は祖父母と同居している二世帯住宅。一度目は私も学生だったので、いつの間にか水色から黄色に変わっていて家族の誰が決めたのかも分かりませんでしたが可愛い色になったなぁと思うくらいでした。
そして今回は母の好きな色にしなさいと祖母からお達しがありましたので、業者さんからたくさんの色見本をいただき母と一通り眺めてみました。初めて見るものですから、とにかく色が多くて驚きました。同じ名前の色でもメーカーによって少しずつ違うし、グラデーションで並べられていてだんだん目がチカチカしてきました。とにかく大体の色を決めないと始まらないということで、母にどんな色にしたいのか聞きました。
しかし私の母は優柔不断。服やバッグを買いに行くのですら、一日では決まらないことが多々あります。翌日や一週間後に同じ店に行くことなんてザラです。そんな母が一度塗ったら何年も変えられない外壁の色を決めるなんて出来るのだろうかと不安に思っていました。
幸いにも母は大体の色を既に決めていて、ピンク系の外壁になることが決まりました。しかしここからが長かったのです。微妙な色の違いを選んでいくために同じような色だけを集めて見比べていきましたが、どれをみてもうーんと考え込むばかり。少し考えてみると言ってあっという間に一月経ちました。車で通りがかりピンク系のお家を見つけてはこれじゃないとのことで、中々理想の色が見つからない様子。何度もこれ、やっぱりあれを繰り返すので最後の方は私も話半分で聞き流していました。そうするといつの間にか色が決まったようで、実家は桜色の可愛いお家に変身していました。
我が家の場合は季節的にも業者的にも余裕があったので母が散々悩んでも問題ありませんでしたが、雨の多い季節や雪国の冬には外壁塗装は難しいです。優柔不断な人は業者に相談する前によく色を考えておきましょうね。